「RPAブートキャンプ」 によってシダックスグループ内の
業務のRPAを内製化できる盤石な組織を構築中

— まず事業内容について教えて頂けますでしょうか?

味岡 : 私どもはエス・アイテックス株式会社という会社で、シダックスグループの事業子会社になります。シダックス自体がホールディングスになりますので、各事業が繋がっています。エス・アイテックスはグループ内のIT、デジタルマーケティング、およびIT系の新規事業を行っている事業会社になります。

「この人なら安心して相談できそうだな」ていう感じで、まずお問い合わせしました。

— どういう経緯で、弊社「ロジウム」にRPA業務を依頼されたのでしょうか??

味岡 : 3年位前になりますが、当社でウェブサイトの運用をしており、「大量のデータを管理画面から情報登録をする」という業務があったのですが、それまではメンバーが空いた時間でコツコツ入力していました。また請求書処理や自社運営しているメディアサイトの情報収集など自動化したい業務があったので、「試しにRPAも使ってみよう」となりました。 そこで調べている内に、当時WinAutomation(※後にWinAutomationの開発会社をMicrosoft社が買収し、Power Automate for desktopに名称変更)がライセンス料も安く、テスト的な意味合いを兼ねてやってみることになりました。 そこでWinAutomationを調べていくとロジウムの中川さんのウェブページが出てきて、「この人なら安心して相談できそうだな」という印象だったので、まずお問い合わせしました。 その後、色々導入のお手伝いをずっとして頂いているという経緯になります。

毎年この時期になると必死な思いしながらやっていましたので、RPAでの自動化に踏み切りました。これにより時間がかなり短縮され、担当者の負担を大幅に減らすことができました。

— 具体的にどのような業務をロジウムに任せていますか??

味岡 : 色々ありますが、最近は「反社チェック」という業務の自動化をお願いしました。 全社で各事業部が1年に1回大変な思いをして、反社会勢力に関係する会社かどうか取引先をネットで調べてチェックする業務があるんですが、それを自動化しようとなりました。 この反社チェックというのは毎年秋から冬に主要仕入先、仕入先だけじゃなく、お取引先の企業名と代表者名をWebで検索をかけて、例えば「株式会社○○暴力団」などいわゆる反社キーワードで検索をして、その記事を担当者が目検でチェックするという結構地味な業務があります。 これは全社で8,000件分にも及びます。 各事業部の担当者たちが毎年この時期になると必死な思いをしながらやってましたので、RPAでの自動化に踏み切りました。これにより時間がかなり短縮され、担当者の負担を大幅に減らすことができました。 他にもこれをきっかけに社内でRPAが認知され、「これはできるのか?」「これもRPA化できる?」みたいな相談が今どんどん来ています。

何もわからない状態だったんですけど、とりあえず形になるところまでサポートして頂いたので、かなりスムーズでしたね。

真中 :気軽に試せる金額ということと、早い段階でロジウムさんにサポートしてもらっていたので、僕らは何もわからない状態だったんですけど、とりあえず形になるところまでサポートして頂いたので、かなりスムーズに進めることができました。 元々システムをやっていたメンバーがいて、ロジウムさんに教わりながら、また自分でネット検索しながら進めていく中で色々なことを自動化できるということを肌で感じることができたというのが大きいと思います。

味岡 :案件は今後も増えていく見通しです。簡単に出来るものはなるべく内部で出来るようにするというのがベストだと考えています。しかしまだ社内でできる人が少ないので、教育の重要性を感じています。そういう意味ではちょうど「RPAブートキャンプ」というサービスは合っていると思います。

もしRPAをやるんだったらロジウムさんに電話した方が良いですね。

— 新たにこの「RPAブートキャンプ」を導入しようと思われている企業さんに対して何かメッセージがございますか??

真中 :ロジウムさんに発注してる中で時々教えて頂いていたので、RPAについてなんとなくわかってたんですよね。ただ、やっぱり自分でやっているだけだと分からないないことが出てきたり、自己流になってしまったりするので、効率もすごい悪かったと思っています。 今回RPAブートキャンプを受講させて頂いて感じたのは、やっぱり全てを俯瞰して把握している方からきちんと教わると効率が良いということです。RPAブートキャンプを受けてから自分の作業効率も凄い上がったと感じているので、もしRPAを自社で導入したいんだったらまずロジウムさんに電話してみるのが良いと思います。 最初にしっかりと習って、自分でやってみて分からないところをサポートしてもらうというのが、たぶん1番効率がいいと思います。繰り返しにはなりますが、 RPAをやるんだったらロジウムさんに電話した方がいいですね。

豊富な経験から「難易度」の高いロボット開発を、「保守性」を担保しつつ「組織」で行うための考え方をきっちりと教えてくれます。

真中 :先程の話はロボットを作る「個人」としての感想でしたが、「組織」目線での話をさせてください。最近特に思っていることなのですが、マイクロソフトのPower Automate for desktopはとても良く出来ているため、個人の「チョロっと」した作業をRPA化することは簡単です。 しかし、社内の「業務」をRPA化するとなると、とたんに「難易度」が全く変わってきます。例えば、入力情報は可変にし、条件によって対応を変える必要があり、エラーが発生した際の対応も考えておかなければなりません。もっと言えば、社内の他のメンバーがしている業務の内容を把握し、RPA化するための最適な手順を考える「業務コンサル」的な動き方も必要です。 更に、体制面の検討が必要です。一人でロボットを作っていては対応できる量にも限りが出ますし、異動や退職などが発生した際のノウハウの断絶のリスクも高いため、どうしても複数人による「組織」で行うことが必須となります。 そうなると、自分が作ったロボットを別のメンバーでも修正できるように予め作っておく必要があります。つまりルール化を含めたロボットの「保守性」を考慮したものを皆で作らないと、早晩、破綻してしまいます。 個々人が勝手気ままに作った「たくさんのメンテナンスの出来ないロボットが重要な業務を受け持っている状態」を想像するとゾッとします… 「難易度」の高いロボット開発を、「保守性」を担保し「組織」で行っていくためには、予めRPAに熟知したメンバーが社内にいて統制を取らなければ絶対にできません。 逆に言えば、企業内にそういった人材がいない状態で「業務のRPAを内製化」するのは自殺行為です。 ロジウムさんは豊富な経験から「難易度」の高いロボット開発を、「保守性」を担保しつつ「組織」で行うための考え方をきっちりと教えてくれます。 ですので新たに「RPAの内製化」を考えている企業の方は、まず「RPAブートキャンプ」に中核となる何人かのメンバーを受講させてからスタートするのが良いと思います。というか「RPAブートキャンプ」のようなサービスを受けずにRPAの内製化を進めるのは絶対にやめたほうがいいと思います。

人がやらなくていい仕事をやらなくてすむ、逆に人じゃないと出来ない仕事に、より集中できる環境を作っていくのは大事だと思いますね。

— RPAで自動化して得られた効果や、良い点はどういうところですか?

味岡 :人間って便利な方に慣れると元に戻れないじゃないですか。 内部で請求書や僕らが事業部に上げる伝票を処理してるんですが、去年一回ライセンスが切れてしまったんです。使えない時期が2、3ヶ月あり、久しぶりに自分で伝票処理を昔のやり方でやったんですけど、もう前の正しいやり方を忘れてしまっていたんです。 一度便利なものを使ってしまうと元には戻れず、機械が行える処理なのでそれを人が時間をかけてやる理由ってあまり無いと考えています。 機械ができることは機械にやらせて、社員たちがよりクリエイティブな業務や、会社の利益に繋がる仕事に時間を使えるということが1番大事な点です。人がやらなくていい仕事をやらなくてすむ、逆に人じゃないと出来ない仕事により集中できる環境を作っていくのは大事だと思いますね。それがやはりRPAの価値かなと思います。 実装するスピードを上げるためにRPAブートキャンプを使わせていただいて、「簡単なロボットだったら作れる」メンバーを増やして行く。

— 今後の方向性やゴールについて教えていただけますか??

味岡 :DXという観点で、経営からのミッションとしても可能な限り1個でも多く自動化できるものを実現していきます。その実装するスピードを上げるためにRPAブートキャンプを使わせて頂くことで、RPAを内製化できる盤石な組織を確立したい考えています。 その先には恐らく外販みたいな話もあるかなと思います。弊社のお客様や仕入先様の中にはまだまだそのデジタル化とかIT化みたいなことはあまり積極的にすすめられてはいない会社さんもあります。そういうお付き合いのある会社さんに「こういうの使うと良いですよ」ってことでパッケージしてRPAやDXのコンサルみたいなこともいずれ外販出来るだろうなという狙いはあります。

真中 :マイクロソフトはすごい力入れてるとわかる製品にPowerAppsという製品があります。ローコードでアプリを内製化できるサービスですが、こういったツールも組み合わせるとさらに良いなと思っています。 それもロジウムさんが今後いろいろ教えてくれることを期待しています。(笑)

味岡 :RPAだけじゃなく、他にも便利なツールやサービスをぜひ教えていただきたいです。大きくはDXという軸で今動いてますので、業務軽減や、効率化ができれば非常に良いですね。 人口減の局面を迎えている日本では、これからどんどん採用も難しくなるなかで、人が減った状況でも事業が運営できるよう会社としても準備していかないといけないので、この2、3年でなんとしてもよりやらなきゃいけないことに集中できるような環境を作り切ることが今のところの目標ですね。

引き続きロジウムがご貢献できるよう努めてまいります。貴重なお話をありがとうございました!

※本内容は取材当時のものです。

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